Googleは「バカの壁」を超えるのか?「ユーザー目線」は●●の合言葉

今回は「WEBサイト運営者とGoogleは検索エンジンユーザー(他人)の気持ちを理解できるのか?」という話。

※今回もセミナー内容をまとめる為のメモ書きシリーズです(笑)
とりあえず6月くらいまで書きます。私の出番が6月なので。

SEOセミナーやアフィリセミナーなんかに行くと、そこで講師やコンサルが

「ユーザー目線で考えよう」とか、
「ユーザー(他人)の気持ちを考えて記事を書こう」

なんて言ってると思います。

または、「ペルソナ」を設定して、
「そのペルソナに語りかけるように記事を書こう」
なんて説明しているかもしれません。

また、学校の先生とか親に、

「他人の気持ちや痛みを考えなさい」

なんて言われましたよね。

だから、「ユーザー(他人)の目線で考える」は、
一見すると、それなりに説得力のある、
もっともらしい言葉に聞こえます。

その昔、養老孟司氏の「バカの壁」がベストセラーになりましたが、
SEO業界では「ユーザー(他人)の目線で考えよう」が
「バカの壁」の合い言葉になっているようです。

そもそも、本当に「ユーザー(他人)の気持ち」
なんて分かるのでしょうか?

例えば、目の前に「黒い犬」がいたとします。
でも、隣の人には、「白い犬」に見えてるかもしれません。

つまり、同じ犬を見ているのに、
Aさんは「黒い犬」と認識して、
Bさんは「白い犬」と認識している可能性があります。

でも、AさんもBさんも「目の前に黒い犬がいる」と言います。

「そんな馬鹿な!同じ犬だから、同じ色だろ」

と思うかもしれませんが、同じ犬を見て、AさんとBさんが同じ色を認識している(または別の色を認識している)と証明できません。

Aさんにとっての黒色がBさんにとっての白色だったとしても、お互いの話のつじつまが合うので(会話が矛盾なく成立する)ので、そもそも別の色を認識していると気付きません。

例えば、「カラスの色」と言われて、Aさんは黒色を思い浮かべて、Bさんは白色を思い浮かべます。でも、AさんもBさんも「カラスは黒い」と言います。

どちらも同じカラスを見て、別の色を思い浮かべているのに、Aさんにとってのカラスの色が黒色で、Bさんにとってのカラスの色が白色だとしても、それを「黒い色」と定義しているので、お互いに問題無く会話が成立します。

そして、AさんとBさんが別の色を認識している(または同じ色を認識している)ことは証明できません。

もし、百万歩譲って「他人の気持ち・認識・目線」が理解できたとしても、「時間的な差異」が発生するので、0.001秒後には「全く違う気持ち」になっている可能性もあります。

Aさんの「気持ち」をBさんが「理解した!」と思ったその瞬間、Aさんの気持ちは変化している可能性もあります。

だから、原理上「ユーザー(他人)の気持ち」なんて理解できません。あるのはその「痕跡」だけ。

「ユーザー目線で考える」という前提がそもそも原理上、不可能なので、その前提でいると、当然そこから派生する様々な行動で問題が発生するわけです。

つまり、SEO初心者は原理上不可能な「ユーザー目線(他人の気持ち)」で考えようとして、自分で問題を勝手に複雑にしてるだけ。

WEBサイト運営者やGoogleができることは、便宜上(つまりテキトーな基準)で「これがユーザー(他人)の気持ちだ!」と決めつけることだけ。

そして、Googleの「テキトーな基準」を把握した「ブラックSEOの達人たち」のサイトが今日も上位表示して稼いでいます。

真面目な人ほど「ユーザー目線で考えよう」に騙されやすいので、注意してください。

この問題の解決方法は簡単です。「ユーザー目線で考える」という前提を捨てれば良いだけ。

そして、ブラックSEOの世界を邁進しましょう(笑)

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